「抱えている仕事や家事などを忘れて、疲れた心と体を十分に休めてあげましょう。うつ病の人はもともと真面目で責任感が強いタイプが多いので、「仕事を休むことなんてできない」「他の人に迷惑がかかる」と休養することをためらったり、拒んだりしがちです。しかし、中途半端な休養しか取らないと症状は軽減されず、かえって悪化してしまいます。思い切って休職するなど、治療に専念する環境を作ることも必要でしょう。」
上記にも書いた通り、社会人であればできれば休職することが先決です。中途半端に仕事を続けた方が、急に休んでしまったりミスが多くなったりして、余計に周囲に迷惑をかけます。仕事をしばらく休むことは新しく仕事を始めること以上に勇気と決断力が必要ですが、今後の人生を考えれば、うつ病と診断されたらすぐにでも仕事を休んだ方が良いと思います。もちろん仕事の内容によっては物理的に休めないという方もいらっしゃるかとは思いますが、「ドクターストップかかかっている」と説明すれば周囲も理解してくれるはずです。理解してもらえなければ、医師に詳細な診断書を書いてもらうなど、工夫してでもゆっくりと休める環境を作ることは不可欠です。
尚、主婦の方であれば、極力家事や育児はご主人など他の誰かに代わってもらうようにする方が望ましいです。一人暮らしの方は、家事はできるだけ調子のいい時に、できる範囲でやりましょう。しばらくはレトルトや冷凍食品に頼ってもいいと思います。
しかし、いざ休職しても、“休むという仕事をする”ことは意外に難しいものです。テレビを見てもベッドで横になっていても、仕事のことが気にかかったりして休めなかったりします。なので、趣味に時間を費やし、仕事のことを忘れることが大事になってきます。特に体を動かすような趣味は効果的だそうです。あおくまの趣味の中で、体を動かす趣味といえば散歩くらいしかありませんが…。趣味のコーナーに、あおくまが元々趣味としていたものや、趣味にしようとしているものを紹介しているので、時間を持て余している方は参考にされてはいかがでしょうか。
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