風邪をひいた時には内科に通うように、自分自身で「最近元気がない」「気分が落ち込んでいる」などと思ったら、楽な気持ちで専門医に見てもらうのが一番です。うつ病も早期発見・早期治療がモットーです。
結論を先に述べておくと、「元気が出ない」「会社に行こうとするとお腹が痛くなる」「最近職場や日常生活でミスが多くなった」などと思ったら、心療内科か精神科に行ってください。
あおくまが精神科で初めて診てもらったのは、25歳の時です。その時は、飲み会で先輩にいじられ続けたことがきっかけで飲み会が嫌になり、挙句の果てには会社に行くのが辛くなったためでした。しかし最初は何科に行って良いのか、どこに相談してよいのかわからず、内科に行っていました。その内科の先生が親切な先生で、話しの内容を聞いて、精神症状や身体症状からして「心療内科に行ってみてはどうか」と勧めてくれました。それがあおくまと心療内科・精神科との出会いです。
心理学を専攻していたあおくまでさえ、平成16年の時は心療内科や精神科の存在を知りませんでした。一般の方も存じてない方が意外に多いのではないでしょうか? そして、心療内科や精神科に対して「敷居が高い。」「どういう症状の時に行けばいいかわからないし、何となく行き辛い。」という印象を抱いてはいないでしょうか。行ってみればわかりますが、意外に普通の方が普通に通っています。診察を受けるというより、身近な相談所だと思えばいいのだと思います。
疑問としてよく聞くのは、心療内科と精神科は何が違うのか、ということです。専門的なことは避けますが、心療内科は心の変調が元で起きる、体の症状を主に診ます。具体的には、胃潰瘍や気管支喘息、高血圧、過敏性腸症候群などの心身症を扱います。軽症のうつ病の治療を行うこともあります。 精神科は、心(脳)の病気を主に取り扱います。具体的には、うつ病や統合失調症、依存症などを扱います。神経症や不眠症、ストレス症状も含みます。脳病、認知症などの治療も行います。また、入院措置を取ることができます。 本来、うつ病は精神科で扱うものとされていますが、その定義も境界線もはっきりしていないのが現状のようです。
結論から言えば、心療内科と精神科は、ほぼ同じと考えて良いと思います。専門的に言えば違いますが、通う立場からすれば同じです。
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