レンタル・サーバーとは、インターネットを利用するサービスの一つです。自前のWWWサーバーを持っていない企業や個人に、ホームページを掲載する場所、すなわちサーバー内の一定容量のディスク・スペースを貸すサービスです。
例を挙げると、自分の図書館を持っていない人が、自分の本(ホームページ)を皆に見てもらうために、ある図書館のスペースの一部を借りることです。
基本的には、プロバイダは自分たちでサーバーを管理しており、インターネットの契約をしている個人や企業に、サーバー内の一定のスペースを与えています。そのスペースの名前に当たるものがドメイン名で、例えば「www.yahoo.co.jp」というドメイン名は、日本(jp)の営利企業(co)で、yahooという組織の中にあるwwwというコンピュータを指します。
プロバイダと契約している場合、ホームページのドメイン名は一定の名前の後に「/~***/」という風になっていることが多く、***はホームページ開設の申請の際に登録したIDが入ります。
プロバイダでもメールアドレスやホームページスペースを利用することはできますが、メールアドレスの数やホームページスペースの容量などに制限がある上、独自のドメインを利用することはできません。また、自分でサーバーを運営するとなると、設備はもちろん、専門的な技術も必要になります。
これらの理由から、ホームページやブログを本格的にやっていこうと思っている人には、レンタルサーバーをお勧めします。以下に、レンタルサーバーの特徴やメリットを挙げていきます。
- 独自ドメイン名でイメージアップできる
・独自ドメイン名でイメージアップできる プロバイダでWebサイトを立ち上げると、そのプロバイダのドメイン名が必ずURLに含まれてしまい、ホームページのアドレスが長くなってしまいます。
レンタルサーバーを利用すれば、好きな独自ドメインを利用できるため、サイト名をそのままURLにすることが可能です。わかりやすく、覚えやすいのはもちろん、利用者の信頼感も高まります。
・環境が変化しても、URLやメールアドレスが変わらない プロバイダを利用してWebサイトを公開したり、メールアドレスを利用した場合は、プロバイダーを変更するとURLやメールアドレスが変わってしまいます。独自ドメインのWebサイトやメールアドレスなら、独自ドメイン名を手放さない限り、利用するプロバイダーとは関係なく、同じアドレスをずっと利用できます。
・短くて覚えやすいメールアドレスが利用できる 独自ドメインは空いていれば、自由に選択できるため、短く、簡潔なURLやメールアドレスにできます。メールアドレスの@の右側は、自分で自由に決められるため、プロバイダーでは他の人とバッティングしがちなアドレスも、気にすることなく利用することができます。
- 安心して大容量のディスクスペースを利用できる
ブロードバンドが普及してきた現在では、多量の画像などをWebサイトで公開する機会も増えてきています。何百MBといった単位の大容量のディスクスペースを自由に利用することができるレンタルサーバーなら、容量を気にせずに公開できます。
- 自由にメールやホームページが利用できる
・たくさんのメールアドレスを自由に利用できる レンタルサーバーなら、複数のメールアドレスの発行や削除を自由に行うことができます。用途によって使い分けたり、一時的にメールアドレスを用意するなど、気軽にメールアドレスを利用することが可能になります。
・転送設定やメーリングリストも簡単に設定できる あるアドレス宛に届いたメールを他のメールアドレスに転送する設定や、メーリングリストの開設もレンタルサーバーなら簡単に行えます。
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